自宅にいながらVR(ヴァーチャルリアリティ)体験ができる PSVR(PlayStation VR) は、2016年10月の発売以降、VRゲームのトレンドアイテムとして大きな話題となりました。
この記事では PSVRと連動するコンテンツの状況や、今後の動向予測などをご紹介していこうと思います。
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目次
PSVR(PlayStation VR) とは
PSVRはPlayStation VR(プレイステーション ヴィーアール)の略で、プレステーション4に対応しています。
体験してもらえばわかりますが、これまでのゲームの「感じ方」を根底から変えてしまうシステムです。
PSVRの特徴
PSVRはVR(ヴァーチャルリアリティ)システムで、まるで自分がデジタル空間のなかにいるかのような体験ができます。
最初に体験した人はだれもが驚くほど、すごいリアルさと新鮮さがあります。
発売当初は品切れ状態が続きネット上で高額取引されていましたが、2018年3月に大幅値下げされて購入しやすくなりました。
PSVRの評価
PSVRは2018年3月の大幅値下げ以降、それまで購入を迷っていた人とっても手を出しやすいガジェットになりました。
発売当初からみて一万円の値下げは大きな「後押し」になったことでしょう。
総合的な評価として多い意見は、
- コストパフォーマンスが良好(他のVR機器と比較して)
- 性能は物足りない部分もある(画像が荒い)
- もっと楽しめるコンテンツが出てほしい
といった感じです。
PSVRのおすすめコンテンツ
それではここでPSVRのおすすめコンテンツをご紹介しましょう。
現在おもしろいコンテンツが少ないといわれているPSVRですが、探せばいろいろありそうです。
PSVR対応のPS4ゲームソフトおすすめ
PSVRの良さを味わうならやっぱりゲームでしょうということで、ここでは数あるVR対応ゲームソフトから厳選した2作品をご紹介しておきます。
バイオハザード7
サバイバルホラーゲームの金字塔、バイオハザードの最新作です。
VR効果によってシリーズ最高の「恐怖感」と「臨場感」に圧倒されます。
ただし長時間プレイによるVR酔いには注意が必要です。
Rez Infinite
2001年にPS2で発売されたシューティングゲーム「Rez」のリメイクです。
VRとの親和性が非常に高く、シューティングと音ゲーの特徴が見事に融合しています。
その面白さから「電子ドラッグ」と呼ばれるほど中毒性が高い人気作品で、PSVRをやるならこの作品からという声も多いです。
ゲーム以外のコンテンツ
VRコンテンツがゲームソフト市場でいまひとつ苦戦するなか、ゲーム以外のコンテンツが予想外に人気を博しています。
ここでは注目の作品やコンテンツをご紹介していきます。
Allumette(アリュメット)
童話「マッチ売りの少女」をモチーフとしてアニメーション作品です。
20分という短編作品ですが、シナリオがよくできていて思わず引き込まれてしまいます。
作品世界のなかを自由に「のぞきこむ」ことができるので、物語作品としてもVRコンテンツとしても楽しめます。
無料配信中なので、気になった人はぜひ観賞してみてください。
シネマティックモード
これは映像作品ではなく、PSVRに備わっている機能です。
PSVRを使って映像作品を「映画館で観るように」観ることができるシステムです。
モード変換で「映画館のスクリーンにどのくらい近づくか」という感じの設定もできますし、3D映画との相性も抜群です。
映画館で観ればよかったというような作品を、PSVRで改めて堪能することができます。
まとめと感想
PSVR発売当初は、話題性ばかりが先行して中身を伴わなかった印象があります。
ゲーム業界そのものが停滞していた時期に、デベロッパーとユーザー双方の過剰な期待を背負ってしまったのかもしれません。
その後これぞというヒットコンテンツが登場することもなく、ハードの値下げにも市場の反応はいまひとつです。
PSVRそのものは体験すればその凄さにだれもが驚きますが、慣れてくれば「それが当たり前」に感じてしまうものです。
結局は「面白いコンテンツ」でなければVRでもVRでなくても「面白くない」わけで、目新しさや斬新さだけではユーザーの心に長く響かないということでしょう。
とはいえPSVRの歴史はまだ始まったばかりです。
生まれたばかりのシステムに大ヒット作品を期待するのは酷というものかもしれません。
現在のVR市場はアミューズメント施設やテーマパークなどで徐々に成果を出し始めています。
今後もさまざまなジャンルからVRコンテンツへの参入があれば、PSVRを使った「誰もが驚くような」コンテンツを生み出されることになるかもしれません。