誰が為のアルケミスト(タガタメ)は本格タクティクスRPGとして大人気のスマホゲームです。
この記事では「素人・無課金・社会人ゲーマー」の筆者が、実際にタガタメをプレイした感想などをご紹介していきます。
これからタガタメをはじめようとしている人や、SRPGが好きな人、とにかく面白そうなゲームを探しているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
誰が為のアルケミスト(タガタメ)とは
ゲームジャンルはSRPG(シミュレーションロールプレイングゲーム)です。
有名な作品ではスクエア(現・スクウェア・エニックス)のFFタクティクスがよく似ています(というかそっくりです)。
FFタクティクスの戦闘システムが大好きだったという人は楽しめるゲームですね。
誰が為のアルケミスト(タガタメ)をやってみた感想
それでは「素人・無課金・社会人ゲーマー」の筆者が、実際にタガタメをプレイした率直な感想を書いてみようと思います。
戦闘システムやバランスについて
SRPGとしてはとてもオーソドックスな戦闘システムで、特に目新しさはありません。
高低差やキャラクター特性、属性による補正など、細かな設定がなされているのは無料のスマホとは思えないハイクオリティーですね。
キャラクターごとに特殊技があり、発動時にはド派手な演出がありますが、これも非常に凝ったものになっていて驚かされます。
良くも悪くも過去の名作SRPGの要素をふんだんに取り入れていて、なつかしささえ感じるほどでした。
ストーリーやキャラクターについて
ロールプレイングゲームではストーリーも重要ですが、タガタメのそれは評価が分かれると思いました。
そもそもゲームコンセプトがFFタクティクスやFF12(いわゆる松野作品)に鋼の錬金術師の設定を加えたような感じですが、それを「演じる」キャラクターにはあまり重厚さがなく、どちらかというと「イタイ」感じ(特にセリフが)です。
なのでストーリーそのものはおそらく「凝った作り」になっているのでしょうが、正直どうなるのかハラハラするというものではありませんでしたし、お気に入りのキャラクターというのも主人公を含め特にいませんでした。
ボリュームや難易度について
タガタメの大きな特徴はボリュームだと思います。
ゲームシステムはスタミナ制ですが、プレイヤーLV51未満では基本的に消費されません。
つまりそこまでは初心者レベルということですが、これはかなりのボリュームでした。
また序盤からできることが多く、しかもゲームが進むほどそれが増えていきますが、ストーリーを進めるだけでかなりの時間が必要なのに、本気でキャラクターを強化したいなら、アイテム収集のために別のイベントもせっせとこなさなければならなくなります。
バトルマップについては使いまわしが多いとはいえ、それなりに作りこまれているため攻略にも手が抜けないような仕様になっています。
ゲーム難易度については、序盤で詰まるということはまずありませんがやり込み要素や他のプレイヤーレベルを見る限り、果てしなく高い難易度設定が待ち受けていることが想像できます。
リセマラと課金について
リセマラ(リセットマラソン)によって初期段階で強力なキャラクターを使えるようになれば、攻略がグンと楽になるのは間違いありませんが、スタート時に配布されるキャラクターにはたいてい何体か強力なキャラクターがいるので、何度もリセマラを繰り返す必要はなさそうでした。
そもそもゲームボリュームがとんでもなく大きいため、強力なキャラクターを複数入手しても育成に長い時間が必要になってしまう仕様であり、その点では「課金の必要性」もあるのかなと思います。
なお、現在4つあるストーリーの2つ目まで進めましたが、課金もキャラ強化の作業もなしで問題なく進められました。
まとめ
スマホゲームは数多くありますが、SRPGの良作は意外と少ないと感じている人も多いのではないでしょうか。
タガタメはSRPGにおいて最も重要な戦闘システムのバランスが良く、攻略の達成感ややり込み要素も申し分ない作りになっています。
しかしあまりにもボリュームがあり、ストーリーを進めるだけでもかなりの時間がかかってしまいますから、社会人ゲーマーにはあまり向いていないかもしれません。
ゲームシステムやバトルのバランスは良いようなので、ユーザーができるコトをもう少し減らし、キャラクター強化もシンプルにしてくれれば、時間のない社会人ゲーマーでも楽しめると思います。